2013年1月27日日曜日

体調管理

 今回のテーマは、前回に引き続きポジティブ思考になるため方法についてです。

前回は、ポジティブ思考になるために、体の使い方を変えてみようという話でした。

具体的には、私に本をくれた背広姿の若者のように、背筋を伸ばし、まっすぐ前を向いてハキハキとしたしゃべり方をしましょう、ということです。

これは、心理学の末梢起源説(ジェームス・ランゲ説)という考え方に基づいています。

この説によれば、人は可笑しいから笑うのではなく、笑うことによって可笑しいと感じます。

また、悲しいから涙が出るのではなく、涙が出ることにより悲しくなります。

これに従えば、無理にでも明るく朗らかに過ごす事により、実際に明るく朗らかな気持ちになるわけです。

末梢起源説が正しいかどうかは、まだ証明されていないようですが、体験的には納得できる人も多いのではないでしょうか?

ただ実際問題としては、上述のようなポジティブな体の使い方をするには、結構体力が必要です。

疲れている時などは、なかなかそんな気持ちになれません。

これをしつこく末梢起源説で説明すると。

疲れる→体の動きが少なくなる→ネガティブ思考になる

となります。

ということで、体力をつけ、常に元気な状態でいることがポジティブ思考のためには重要な訳です。

では、どうすればそうなるでしょうか?

あまり動かずに、体力を温存すればいい?

・・・という訳ではありませんよね。

そもそも、体をしっかり動かすことが目的なのに、これでは何をやっているのか訳が解りません。

体力をつけて元気な状態でいる、ということは、健康を増進するための方法をとる、と置き換えればわかりやすいかと思います。

すなわち、栄養、運動、休養という健康増進の3原則をバランスよくとればよいのです。

この中で、栄養と運動はよく強調されていますが、休養については軽視されがちではないでしょうか?

スポーツ選手とか、肉体労働に従事する人ならともかく、受験生とかサラリーマンとかは、朝早くから夜遅くまでずっと机にかじりついてしまいがちです。

こうした人達は、体を動かしていないように見えても、脳みそは使っています。

脳みそも体の一部ですし、長時間酷使すると疲れます。

それに、頑張っているようでも、実際は相当能率が下がっているはずです。

一定時間集中したら、その後はキチンと休憩しましょう。

休憩により疲れもぐっと減りますし、仕事もかえって進んでいるものです。

そして、情動面でも高いエネルギー状態を維持でき、自然にポジティブになれることでしょう。

休憩の仕方としては、時間と方法を決めて習慣化することが重要になります。

例えば、1時間働いた後には10分瞑想するとか、ストレッチ体操をするとか、軽くおやつを食べるとか。

会社などでは、3時になると体操をするところもありますが、不十分です。

最低でも1時間とか1時間半ごとに休んだ方がよいでしょう。

例え、まだ集中して続けられると思っても、決まった時間になると、無理にも休んだ方がよいです。

もしかして、会社でそうして休憩していると、上司に見とがめられるかも知れません。

が、その時には「自分の仕事のパフォーマンスを上げるために休んでいるんだ!」と胸を張って言いましょう。

あるいは、もし気が引ける場合は、サラリーマン秘伝「トイレ籠り」のスキルを用いましょう。

うん!実にポジティブ!

なお、仕事中の休憩の重要性については、以下の本を参考にしました。

ジム レーヤー トニー シュワルツ著 青島 淑子訳
成功と幸せのための4つのエネルギー管理術―メンタル・タフネス」 
阪急コミュニケーションズ 

とても理路整然と解りやすく書かれており、自分もやってみようという気にさせられます。

私もこの本を読んで感動し、実践してみました。

そして、実際にやり始めると、確かに仕事の疲れが違います。

よろしければ、ぜひお試しを。

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