2013年4月9日火曜日

プレゼンテーション能力アップ


 今回は、先日受けたセミナーの話をご紹介したいと思います。

 講師は、(株)Smart presenの新名社長です。

 引っ込み思案な人はプレゼンが苦手な人が多いかもしれませんが、仕事上どうしても必要、という場合も多いですね。

 私も好きではないですが、このようなセミナーが折角あったので、この際勉強してみようと思って、出かけてきました。

 ところで、そもそもプレゼンでは何を目的にしますか?

 自分の提案を相手に説得するため、でしょうか?

 もし、そうであれば、考え直した方がよいとのことです。

 たいていの場合、成功しません。

 説得でなければ、何のため?というと、相手に妥当な判断をしてもらうためです。

 少なくとも、そういう意識で行いましょう。

 そして、相手に妥当な判断をしてもらうためには、相手に伝わるようにプレゼンしなければなりません。

 ここでは「伝える」でなく、「伝わる」という意識が大事です。

 そして、さらにそのためには、相手が聞きたくなるような切り口で話をします。

 どんな切り口がよいのか、というと、逆に聞きたくない話について考えてみれば分かります。

 講師の先生が色んな場所でアンケートをとって、聞きたくない話のワースト3の順位をつけたところ、どんな地域、年齢層でも同じ順番になったそうです。

それは、

1位 ネガティブな話、感情的な話、愚痴

2位 ただの自慢話

3位 興味のない話

 これらの点に注意しながら、話の内容を組み立てましょう。

 内容以外でも、色々気をつける点はあります。

 まず、最初の自己紹介から問題です。

 自己紹介のときに、半分の人が名前を一度で聞き取れないそうです。

 理由は、自分の名前を早口とか小さな声でしゃべるためです。

 記憶喪失の人でもない限り、自分の名前を生まれて間もないときからずっと知っているので、ついつい簡単にすませてしまうのです。

 でも、相手にとっては初めて聞く言葉です。

 普通の話なら、前後の文脈で想像がつきますが、名前や会社名等の固有名詞では分かりません。

 従って、名前ははっきり、ゆっくりとしゃべりましょう。

 次にしゃべり言葉について。

 まず、専門用語や同音異義語に注意しましょう。

 これは、前に本メルマガで「分かりやすく伝える」という話を書いた時にも述べましたね。

 それから、沈黙を恐れないことも重要です。

 焦って早口でしゃべっても、聞き取りにくいだけです。

 話と話の間に1秒くらいの間を置くと効果的だそうです。

 その間に、相手が話の中身を吸収してくれます。

 それから、上記と関連しますが、情報はできるだけ絞りましょう。

 ごちゃごちゃ書いあるプレゼン資料は理解できませんので、簡潔にしましょう。

 このメルマガはどうなんだ?と言われると耳が痛いですが。

 だいたい、スライド1枚で1〜2分くらいを目安にします。

 また、文章も短くします。

 15文字以内のフレーズにしましょう。

 過去に、ある大学の先生が発表資料と説明の詳しさについて、相手にどの程度印象に残るかを調べた結果があるそうです。

 印象に残る方から順番に

1 資料なし、簡単な説明。

2 簡単な資料、簡単な説明

3 詳しい資料、詳しい説明

4 簡単な資料、詳しい説明

5 詳しい資料、簡単な説明

 折角時間をかけて詳しい資料を作っても、あまり印象に残らないようですね。

 かなり空しい結果です。

 あと、エピソードを話す時には実際に会話しているような感じで話しましょう。

 地方の人の話だったら、方言をそのまま使うと、生き生きとして伝わりやすくなります。

 最後に、強調されたのは、練習が大事ということです。

 プレゼンの前に練習している人はほとんどいないので、それだけで他の人と差別化できます。

 時間や内容も正確になってよいことづくめだそうです。



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