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2013年5月25日土曜日
認知のゆがみ
先日、お金儲けのマインド的な話を投稿しました。
アンケートも取ってみましたが、やはり、あまりよいイメージを持っていない人が多いですね。
でも冷静に考えると、正当な手段のお金儲けを否定的に捉えるのは筋違いです。
それなのに、どうして多くの人がマイナスイメージを持ってしまうのでしょう?
これは、人間の脳みその持つ不思議な働きによります。
私たちは、人生の中での色んな情報をインプットしています。
おとぎ話で強欲じいさんが懲らしめられる話
不正な手段で金儲けした人のニュース
一部のお金持ちの放逸な生活
・・・・・
上に述べたような人達は全体のごく一部にしか過ぎませんが、これらを私達の脳みその中で一般化してしまいます。
そして、金儲けそのものを悪とみなしてしまうのです。
このような一般化とか、その他の事実と異なる認識を持つことを「認知の歪み」といいます。
この、認知の歪みは、いろんな場面で現れ、私たちの行動にブレーキをかけます。
今回はこの認知の歪みに負けない方法について考えて行きましょう。
認知の歪みによる行動のブレーキに関して、よく出てくる例が対人コミュニケーションです。
ちょうど私がこの典型例なので、自分を例にとってみましょう。
私は今もそうなのですが、昔は特に引っ込み思案で人前に出るのが非常に苦手でした。
学校の授業で手を上げて発言することなどほとんどなく、先生に当てられても小さな声でモゴモゴと口ごもるだけ。
(引っ込み思案というより勉強ができないだけ、という説もありますが)
参観日や家庭訪問の後などは、親に非常に心配されました。
「こんなことでは、将来まともに世渡りできないのでは?」というわけです。
直接会うだけでなく、電話をかけなければならない時など、特に大変です。
いつも、どう電話しよう?と何分も逡巡した後に、意を決してようやくかけます。
では、このように電話器の前で逡巡しているときは、頭の中でどんな思考が働いているのでしょう?
私の場合はこんな風に想像しています。
ーーーーー
自分が何を言ったらいいか分からなくなって、会話が続かなかったら気まずい
うまく、用件が伝えられなかったらどうしよう
相手が怒り出すかもしれない・・・
相手に白い目で見られて自分が小さく縮こまっていく
結局、自分は意気地のない惨めな人間だ・・・
ーーーーー
こんな感じです。
こんな風に自分の考えていることを書いて行くだけで、自分の認知が歪んでいることが意識できます。
そして、その歪んだ考えをもっと合理的に解釈できないか考えて見ます。
ーーーーー
用件が伝えられなかったらどうしよう→実際に用件が伝えられなかった実績はない
相手が怒り出すかもしれない→怒られる理由は特にない
自分が小さく縮こまっていく→うまく話せて上機嫌になったことだってあるじゃないか
結局、自分は→電話くらい多少うまく行こうがいくまいが、大した不都合はない
ーーーーー
合理的な解釈も、書くことによって頭の中で整理されていきます。
で、大したことないじゃないか!と思ったら、実際に思いきって電話をかけます。
そうすると、それなりの結果が得られる訳です。
そしてそれが自信となって、徐々に電話に対する抵抗感が薄れていきます。
上記のように、自分の嫌な考えを突き詰めて見るのは苦労すると思いますが、是非やって見て下さい。
気分がとても楽になりますよ!
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