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2013年6月15日土曜日
味噌について
発酵食品は、健康に良いとされています。
微生物が多数の有用成分を合成しますし、微生物を体内に取り込むことにより、免疫力も高まります。
以前に、ある種のヨーグルトを食べるとインフルエンザにかかりにくくなる、という報道もありました。
別に、特定のヨーグルトでなくとも、いいのではないかという気もしますが。
発酵食品としては、上記のヨーグルト以外にも様々なものがあります。
チーズ、納豆、キムチ、味噌、醤油、鰹節、塩辛、パン、各種のお酒、各種の漬け物・・・
その中でも、味噌は特に代表的な食材です。
味噌は、江戸時代から健康食として知られており、「医者殺し」などとと呼ばれていました。
製造方法を単純に述べると、大豆を煮て、麹(多くの場合米麹)と塩を混ぜたものといっしょにして、発酵させます。
このうち、原料の大豆そのものが、そもそも健康食品として名高いです。
先ほど味噌は「医者殺し」と書きましたが、大豆は「畑の肉」とも言われますね。
また、アメリカでは「大地の黄金」などとも呼ばれています。
肉、と言われる通り、タンパク質が豊富に含まれています。
また、このタンパク質も、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質のものです。
それから、最近話題の大豆イソフラボンという成分も有名ですね。
女性ホルモンに似た働きをし、骨粗鬆症、乳がん、前立腺がん、動脈硬化などの予防効果を持ちます。
他にも、サポニン、レシニン(コレステロールを下げる、動脈硬化を防ぐ 動脈硬化)やミネラル群(カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅)、ビタミン類(ビタミンE、ビタミンB1、葉酸)と挙げていけばきりがありません。
コレステロールが含まれていない、という特徴もあります。
米麹も、大豆にひけをとらない栄養食材な訳ですが、きりがないので省略します。
このような有効成分をもつ味噌ですが、消費量は徐々に減ってきており、40年前の半分近くになっています。
健康食品として、もっと見直されてもよいのではないでしょうか。
味噌は大豆と麹という優れた栄養価を持つ素材を使いますが、これらを発酵させることにより、さらに有用成分が生成されます。
この有用成分の塊のような味噌の働きたるや、どんな効能があるかというと・・・
ガン、心臓病、脳疾患、高血圧、脂肪肝、ボケ、糖尿病等々、主だった生活習慣病の予防効果があるとされています。
さらに、放射線障害にも効果がある、という話もあって、ここまでくると話が上手すぎるような気もします。
体の代謝活動が活発になって、放射線物質を排出しやすくすると考えられています。
ただし、味噌は塩分が多いので、この点が気になる方もいるかもしれません。
でも、上述した通り、味噌は血圧を下げる効果もあります。
塩分過多による高血圧を心配するあまり、味噌をとらないというのは勿体ない話です。
なお、このような味噌ですが、スーパー等で購入する際は、長時間熟成させたものを選びたいです。
安い味噌は、発酵を早めるために色々な添加物を用いて短時間で発酵させています。
これだと、風味が少ないために、化学調味料等を用いて味付けしています。
発酵により生成する有効成分も少ないです。
もっとも望ましくは、自分で作ってみましょう。
詳しい作り方は、インターネット等で調べれば色々出てきますが、単純に言えばゆでた大豆をつぶし、塩を混ぜた麹と一緒にこねて冷暗所で保存するだけです。
出来合いの味噌を買った方が安くつきますが、自分で作った安心感がありまし、何よりもかけた手間とお金の分だけおいしさも倍増します。
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