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2013年7月20日土曜日
対人関係での感情のコントロール
先週も少し触れましたが、最近コーチングする時に、対人関係に関する悩みを聞くことが多いです。
この前は、会社の先輩に冷淡な仕打ちをされるというような悩みを伺いました。
そのため、用事があってもなかなか先輩に話かけにくいし、そうでなくても一緒に仕事をするのが精神的につらい、とのことです。
ただ、お話を聞いていると、そんなにひどい仕打ちを受けている訳ではないようです。
単に、相手の何気ない一挙手一投足に、不快な気持ちを持ってしまわれるようです。
こんな風に、人間関係に対する悩みは、いつでもつきものですね。
どうしても相性の善し悪しと言うのはありますし、仕事等で否応なく相性の悪い人と付き合わなければならないこともあります。
そこで、今回はこうした対人関係において発生する感情のコントロールの仕方についてです。
これについてのここでのおススメは、感情を無理にコントロールしようとしないことです。(身も蓋もないですが)
例えば口論になって喧嘩別れのような状態になった時に、相手ではなく、自分を責める人がいます。
でも、そんなことをしても、何の解決にもなりません。
どんな聖人君子でも、腹が立ったり嫌な気持ちになったりすることはあるはずです。たぶん。
誰しも、すぐ感情的になる器の小さい人間だ、と思っておいてそうまちがいではないです。
一方で、相手をかえようとしても、大抵の場合はうまくいきません。
理詰めで説得してみても大声で怒鳴ってみても、相手は反発するかいじけるか。
いずれにすても心から納得して行動を改める、などという事はまずありません。
結局のところ、この件に関しては何かをしてもしなくても一緒なのです。
であれば、ムダなことに時間を使わずに、腹が立ったら腹が立った、という状態をそのまま受け入れましょう。
そして、その上でその時々に自分がやるべき事を行います。
そうしていくと自然と怒りは収まるし、途中でその自分のやるべき事に集中すれば、簡単に怒りの気持ちは忘れます。
以上は嫌な気持ちになってから後の対処法ですが、事前に相性の悪い相手と話をしなければならないことが分かっている時にはやはり対処できる範囲で対処したほうが良いですね。
こう言う場合には、大抵いつも繰り返すパタンがあるはずです。
例えば、相手が自分の気に障ることを一言もらして、その言葉に反応して自分が言い返す、それを繰り返すうちにお互いエキサイトしていく、とかです。
こうしたパタンをあらかじめ知っておけば、対処のしようもあります。
上記のようなパタンであれば、相手の一言に一々反応しないように気をつける、という程度の対処でも大分違います。
あと、以前にアサーティブネスというところで取り上げた、「マイナス事実に同意する」という方法もありますね。
部分的に同意できるところだけを同意することです。
暖簾に腕押しでさらっと受け流すのも、あらかじめ心構えしていれば出来ると思います。
ちなみに、私はコーチングを習いはじめてからこういった状況で腹が立つことが少なくなりました。
それは、上記のような考え方がすっかり身に付いたからです。
・・・などと言う訳ではなく、あまりに忙しくなりすぎて、その感情をため込んで育てる暇がなくなったせいです(爆)
まあ、農園でもコーチングでもいいですが、楽しいことをやるのが一番の対策かもしれませんね。
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