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2013年8月31日土曜日
緊急中毒
夏休みも終わり、お仕事を再開している人も多いかと思います。
私も先週はお休みして、家族で旅行に行ってきました。
普段は畑仕事やコーチング等でせわしなく動き回っていますが、たまには静かな旅館に泊まってゆっくりとくつろぐのもいいものです。
ただ、こうして旅館でくつろいでいると、なぜか落ち着かない気持ちがしてきます。
特に一泊した次の朝、私は早起きなので5時頃になると自然に目が覚めてしまいます。
みんな寝ている時に一人でぼーっと座っていると何をすればいいか分からなくなってしまいます。
それでふと、緊急中毒という言葉を思い出しました。
緊急中毒とは、「七つの習慣」という本に出てくる言葉です。
この本については、前にもこのメルマガで話題にしましたね。
もう一度復習しますと、この本では仕事の優先順を重要度、緊急度で分けて考えています。
重要かつ緊急なことを第一優先で取り組み、重要でも緊急でもないことを最後に回す、というのはいいでしょう。
では、重要ではないが緊急なことと、緊急でないが重要なことのどちらが優先かというと、できるだけ重要なことの方を行う時間を持ちましょう、というのがこの本の主張。
緊急な仕事をせざるを得ないではないか?と思うかもしれませんが、本当にそうか、考え直してみた方が良いかもしれません。
実際は、「緊急でやりたいからやっている」のではないでしょうか?
なぜそうしたいかというと、忙しく立ち回ることにより充実感を感じられるためです。
また、それをこなすことにより達成感を感じられます。
(多くの場合、重要なことよりも緊急なことの方が簡単に片付きます)
緊急なことが急に身に降りかかってくると、ストレス反応によりアドレナリンが分泌して心拍数や血圧を上げ、興奮状態になる。
で、さらには次なる興奮を求めて緊急なことをやりたがる・・・
ここまでくると、まさにアルコールなどの中毒症状と変わるところがありません。
思い当たる方は、気をつけたほうが良いかもしれませんね。
しかし、改めて考え直してみても、自分にとって本当に重要なことは何か?とわからなくなってしまっているかもしれません。
同書によれば、重要なことというのはほとんどの人が以下の7つのどれかに当てはまっているそうです。
1 人とのコミュニケーションを上達させること
2 準備を怠らないこと
3 きちんと計画を立てること
4 健康に気をつけること
5 新しいチャンスをつかこと
6 自己啓発に励むこと
7 人を支援すること
耳の痛いものばかりですね。
緊急中毒のもう一つの問題は、こういった重要なことを「今、忙しいから」と避ける口実に使う点にもあります。
私も随分思い当たるフシがあります。
よくよく、自分の行動をチェックしてみることが必要のようです。
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