2013年9月21日土曜日

セルフトーク


 先日、ある方とコーチングをしました。

その人とコーチングするのは初めて。

で、結果は失敗。

どうも話がかみ合いません。

何とか最後までやり終えましたが、ご満足頂けなかった様子です。

それはこちらも十分感じられて、途中で何とかしようと色々手を尽くしましたが、やればやるほどドツボにハマる感じ。

結局、悄然として話を終えました。



こんな風にうまくいかないと、ついつい自己嫌悪に陥りがちになります。

「自分はどうしてダメなんだ!」

「やっぱり私はコーチングに向いていないかも・・・」



このような自問自答を「セルフトーク」といいます。

「セルフトーク」を直訳すれば独り言となりますが、しゃべらずに頭の中で思っているだけでもそういいます。

それで、このセルフトークは、一般的にネガティブなものが多いです。

上述の私のセルフトークもまさにそのようなネガティブなものでした。

ネガティブなセルフトークにも、自虐型と責任転嫁型に分類されます。

私のは自虐型。

責任転嫁型には、

「あいつは何であんな事を言うんだ」とか


「こんな風に苦労するなんて、世の中おかしい!」

等々があります。



いずれの場合にしても、建設的でないことに変わりありません。

もっと、前向きなセルフトークにする必要があります。

「自分は頑張った。

うまくいかなかったのはまだまだ修行が足りないせい。

もっと精進しよう」

といった具合です。



ちなみに、セルフトークの背景には、スキーマが隠されているとされています。

スキーマとは、きっかけとなる出来事が起こった時に心に生じる自己評価のようなもの。



ネガティブなスキーマもセルフトークと同様、自虐型と責任転嫁型の二種類あります。

「私は○○でなければならない」

「みんなは○○でなければならない」

「社会は○○でなければならない」

・・・

セルフトークの前に、まずは自分のスキーマを見直してみましょう。

具体的には、

「私は○○でなければならない」から、

「私は○○であれば、いいがそうでないこともある」

と変換してみます。

変換前は、やや極端な思考に陥っていますが、変換後は、実際の事実に即した表現となっています。



このようにスキーマをかえると、セルフトークも自然とポジティブになります。

最初のうちは自分の考えのクセもあり、難しいかもしれませんが、粘り強く変えていきましょう。

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