2013年9月30日月曜日

人間は、食べた食事の1/4で生き・・・

空腹健康法の続きです。

以前、雑誌を見ていたら面白い言葉が出ていたので、紹介します。

曰く、

「人間は、食べた食事の1/4で生き、残りの3/4で医者を生かす」

だそうです。


要するに、食べる量はわずかでよく、食べ過ぎると健康を害して医者にかからなければならなくなる、ということです。

「腹八分目に医者入らず」

も同じような意味ですね。

食べ過ぎが体に良くない、という理由は色々とあります。

まず、肥満になりやすい。

肥満は生活習慣病のもと、というわけでガンや高血圧、心臓病等のリスクが高まります。

食べ過ぎることにより、血液中のコレステロールや老廃物を増やすことが原因ですので、例え見た目が肥満でなくてもよくないことには変わりありません。

また、食事をするとお腹の中の食物を消化、吸収するために血液が消化器官まわりに集中し、脳みそやら他の部位に行き渡らなくなります。

この結果、痴呆症やうつ病、あるいは低体温症等になりやすくなります。

このように、食べ過ぎることによる弊害は多数ありますが、逆に積極的に空腹を体験することにより、体質を改善する効果もあります。

まずは、脂肪を減らす効果です。

といっても、食べないとすぐに脂肪が減るわけではありません。

満腹時から、3時間くらいたつと、血糖値は食後の高い状態から元に戻ります。

その後、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲンが消費されます。

これが3時間くらい経って底をつくと、中性脂肪が分解を始めます。

従って、6時間ほど食事をしなければ脂肪が減ることになります。

また、食品への添加剤や防腐剤など体に悪いものは脂肪の中にたまっていますが、脂肪が燃焼されるとともにこれらも体外に排出されます。

他にも、体内の栄養分が少なくなるので、イボとかポリーブとか余分なものが消えていく、とか、腸の蠕動運動が活発になり、胃腸の調子が良くなる、白血球の活動が活発になるり免疫力がアップする、等々、様々な効能があります。

・・・と、現在ではもっともらしくこのような説明がされていますが、食べ過ぎが体に良くない、ということは随分昔から分かっていたことです。

ちなみに、冒頭で述べた、「人間は、食べた食事の・・・」という言葉の出典はご存知でしょうか?

実は、6000年前のエジプトのピラミッドの碑文にある言葉です。

人間の進歩のなさは6000年の歳月を経ても、変わらないのですね。

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