2013年10月19日土曜日

予期感情


私は岡山県に住んでいるのですが、田舎暮らしに自動車は必要です。

電車に乗りたくても駅まで車で行きますし、バスですと1時間に1本も出ていないこともざらです。

私も年を取って、余計に車に依存するようになってきました。

ちなみに、20年同じ車に乗っています。(未だにナンバープレートの地名の横の番号が二桁です)

まだまだ使えると思っていたのですが、先日車検を受けてショックを受けました。

請求金額が、あれやこれやでン10万円。

しかも、これでもまだ不十分で、直すところは他にもいっぱいあるそうです。(緊急性はないそうですが)

こうなると私もあきらめざるを得ません。

買い替えることにしました。

今は、消費税増税とか車取得税とか、前の車検による金銭ダメージ回復とかを勘案しながら、タイミングを見計らっているところです。



ところで、車を買い替えるとなると、どんなものにするか今から色々と考えてしまいます。

これが結構楽しい。

私のみならず、買った後よりも買う前のほうが楽しい、という人は多いのではないかと思います。

で、実際買ってみると、うれしいことはうれしいのですが何となく期待通りではない・・・

こんなことは、よくありませんか?



一般に、購買前に消費者はその商品を利用したときの感情を予期します。

そして、その予期にはインパクトバイアスというのがあって、感情を過大に見積もる傾向があるのです。

そういう訳で、もしも直売とかインターネット通販とかで、農産物を
売る時には、余り「おいしい」とか、「あまい」とか書くのは考えものです。

過度な期待を持たれないようにしましょう。



では、何も書かないのか?というと、それも物足りないですね。

他のウリ文句は、いくらでもあります。

例えば、「きれいな川の水を使って育てています」とか、

「機械任せでなく生産者自身が1個1個熟れ具合を見ながら育てています」とか、何でもいいです。

あと、インパクトバイアスの逆手をとって、期待以上のものを出すことも考えられます。

通販などで、買ってくれたお客様には、商品以外に、何かおまけを付けるとか。

予想外の品物によるサプライズが、あなたの商品のプラス評価につながることでしょう。

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